VR-TRPGサークルがゲームマーケット春に出展してきた件について

VR-TRPGサークルがゲームマーケット春に出展してきた件について

ボードゲーム、カードゲーム、TRPG…非電源ゲームが揃うゲームマーケットで、奇妙な機械を頭につけた男がいた。

こいつである。

実のところこれはVR機器であり、男は世にも希少なVR-TRPGクリエイターであった。

自己紹介

ということでこんにちは!VR-TRPGサークル「ぐだぐだぶとん」の逆凪です。
ゲームマーケット2023春、お疲れさまでした。ご来場くださった方はありがとうございました!

頒布物紹介

今回は新刊のVR-TRPG「虚空に夢を見る」に加え、既刊の「地下壕の讃美歌」「仮想の箱庭」を頒布しました。

各作品の比較もここに書き残しておきましょう。

VR-TRPG「虚空に夢を見る」は探索者の視点で3D空間上を歩き周り、本格的な探索や戦闘を行える主観のVR-TRPGです。
前作の「地下壕の讃美歌」よりも短めの時間(3h)で遊べて、マスターツールの実装によりGMもやりやすくなっています。フルモーションでNPCが動いてくれるので、演技が好きなPLにオススメです。

VR-TRPG「地下壕の讃美歌」も主観のVR-TRPGです。
プレイ時間は4時間と長めですが、主観のVR-TRPGの魅力が十分に詰まった作品です。探索や考察、ホラーが好きなPLにオススメです。

「仮想の箱庭」は以下3作品のシナリオ集です。
3D空間上でテーブルを囲んで背景や演出を変えていく俯瞰のVR-TRPGシナリオが2作、簡単な主観のVR-TRPGシナリオが1作入っています。
初期に制作したものなのでVR-TRPGらしさは他作品より薄いですが、3D酔いが強い方はこちらからやってみると良いかもしれません。

VR機器をつけて接客!?

そんな3冊とVR機器を抱えていざゲームマーケットへ。
魅力的な作品が沢山集まっている中でも、VR-TRPGに多くの方が興味を持ってくれました。やはりVR機器で変人アピールをしたのが刺さったのでしょうか。

「VR機器が無いと遊べないの?」「いや、スマホでもパソコンでもできます!スマホなら全人類持ってるでしょ?」という流れをn回繰り返し、VR-TRPGを知らない者たちを沼に沈めていく仕事ぶりは完璧と言って良かったでしょう。

お金の話

VR-TRPGシナリオを作れば作るほどアセットが溜まっていって掛かる費用も少なくなっていく…と思っていたんですがそんなことはなく。前回の冬コミで安定していたはずの資金もゲムマ直前ではレッドゾーンに突入していました。

ですが、今回のゲムマで今後の制作を続けていける分は確保できました。(人件費は0円換算です)。人口は必ず増えていきますから、良い物を作って長く続けていればいつか5000兆部売れることでしょう。

あと、「1500円って安くないですか?やっていけてます?」と言われる事がコミケより多かった印象です。ボドゲやマダミスなどゲムマの出展物は全体的に単価が高いから相対的に安く見えたのかも?

個人的に1500円は主観のVR-TRPGシナリオの最低ラインだと思っていますが、どうでしょうか。制作者がアセット費や出展費を何とか賄う事ができて、購入者も手が届く金額です。
(GM1人・PL2人で割り勘すれば1人500円で遊べます…安いかも?)

VR-TRPGプレイヤー

遊びに来てくれるVR-TRPGプレイヤーの方も明らかに増えましたね。日々コミュニティを成長させている方々の恩恵です。

各コミュニティのチラシを頂いたので来場者に渡して宣伝しておきました👍

Neos TRPG フォース

CatsUdon工房

Next Challenge

ゲムマが終わるまでは次回作をどうするか悩んでいたのですが、方針が経ったのでここで情報公開を。

我々はVR-TRPGが持つ可能性を重視し、”主人公体験”というコンセプトを抱えて「地下壕の讃美歌」や「虚空に夢を見る」でその開拓を行ってきましたが、十分に力を蓄えその理論を実証したため、そろそろ市場に合わせる時です。

本来これは2021年夏に出した「ハローバーチャル」に期待されていた役割でしたが、この作品は制作時の技量やソロシナリオである点などから、十分に果たせていなかったと考えています。PL4人程度のシナリオ需要も観測しましたし。

ということで、次は「試しやすい・回しやすい」をコンセプトにシナリオ集を作る予定です。

具体的には以下をゲームマーケット2023秋(12/9.10)に出す予定です。

  • 2021年の冬に出した俯瞰のVR-TRPG「静寂に捧ぐ祝詞」を主観のVR-TRPGに改変
  • 1時間強の主観VR×クトゥルフ神話×猫のシナリオ制作

また、「地下壕の讃美歌」「虚空に夢を見る」の改良も続けていきます。一部モーション改良の他、「地下壕の讃美歌」には中断/再開機能実装とマスターツールの改良が行われる予定です。

おわりに

これからも、ぐだぐだぶとんのVR-TRPG制作は続いていきます。
時代の開拓は終わりが近いように見えて、我々が思い描く「VRでTRPGができたら」の中に多くの可能性が残されているのかもしれません。

ということで、今後とも皆様と一緒にVR-TRPGを盛り上げていければと思います。
お相手は、逆凪でした!