【3Dマダミス開発記】3Dテストプレイ開始!【10月編】

【3Dマダミス開発記】3Dテストプレイ開始!【10月編】

こんにちは。VRTRPGサークル「ぐだぐだぶとん」の逆路です。

今回は現在開発中の3Dマダミス「煤の悪魔の殺人」の開発状況についてお話しようと思います。

3D版テストプレイが開始

これまでは非3Dの普通のマダミスとしてテストプレイを重ねていましたが、今月から3D版でのテストプレイを開始しました!

2025年6月リリースを目標にしているのでまだ完成形からは遠く、設定書読込やエンディングはテキストベースで進め、探索と議論のみを3Dで体験できるようにしました。

プラットフォームを変えた影響か接続も安定しており、プログラマも頑張ってくれていたので、バグで進行不能になることも無かったです。ひとまず安心ですね。

さて、ここで今実装できている3Dマダミスの探索・議論システムをご紹介します!システムの仕様も考えるシナリオライター、システムを一から組めるプログラマがいる強みがはっきり出ていると思います。

同行者にカード情報が見えないのは、今回から採用された仕様です。クリックで閲覧した判定を取るので、メモを取らなくていいのは初心者に優しいポイントですね。
この時系列機能はかなり良いアイデアだと自分でも思っています。
以前VRマダミス「タイムピースにジャムを添えて」を作っていた時、テストプレイヤーの方が「3Dオブジェクトに注目が向くため時系列の話になりづらいね」と言っていました。この問題を解決するどころか、普通のマダミスよりも時系列の検討がしやすいシステムを作ろう!と考えて出来ました。

いくつか見せていない機能や今後実装予定の機能もありますが、総じてメモが取れないVR環境でも快適にプレイできる良い世界になるようになっています!!

これは現段階のGM画面設計図で、アバターもテストプレイ用の仮のもの
「行動履歴をクリック」という機能を採用する予定ですが、これはかなり良いアイデアかも

テストプレイ後の改良も!

現在はテストプレイの様子を見てシナリオやオブジェクトの配置を変えたり、一旦落ち着いてより高いクオリティを目指すための勉強をしています。

clusterからSteamへ移行したので、UnityのURP(UniversalRenderPipleline)を新たに勉強しているのですが、なかなか奥が深そうですね。

その他活動

10月28日に「全国学生VRサークル活動報告大会」に出てきました!
小規模チーム開発の観点で弊サークルの実情を話そうかなと思っていますので、興味があれば見てみてください。

11月下旬から開催されるVRTRPGコンベンションイベント「ばちゃこん2024」に弊サークル「ぐだぐだぶとん」も加わっており、プレイヤー募集のフォームも公開されています!!

弊サークルの作品の募集があるのは11/24になります。様々な団体が協力して開催しているので、他の日も含めてぜひ参加してください!!

ばちゃこん2024
VRTRPGコンベンション ばちゃこん2024 案内 「ばちゃこん2024」とは「バーチャルダイスパーティー2024 with 冒険企画局」で行われるVRTRPGコンベンションイベントです。VRChat, cluster, Resonite

また、「ばちゃこん2024」はVirtualParty社のVRTRPG&ボードゲーム体験即売会「VirtualDicePary2024with冒険企画局」の一環として行われるイベントです。こちらもぜひチェックしてください!

2024 - バーチャルダイスパーティー - Virtual Dice Party -
「バーチャルダイスパーティー 」PV 「バーチャルダイスパーティー」はVRとアナログゲーム両方を盛り上げる為の

今後の活動予定

今後の話ですが、12月中旬からクラウドファンディングを開始します!!
外注費用を確保するためのもので、プロジェクトを進める上で非常に重要なのでぜひご支援お願いします。

「映画の主人公体験」のコンセプトにマッチした返礼品を用意しており、値段やクオリティの点でも満足してもらえる自信があります!!

余計なものはあまり入れないようにしようと思ってシンプルな構成にしたのですが、「こういう返礼品があったらいいな」というアイデアがあればぜひ聞かせてください。

私にできる範囲で何でもやるので、奇抜なアイデアでも大丈夫です!逆に言えばこの覚悟を持つレベルでクラファンの成否が重要ということなので…

最近、VirtualParty社のVRTRPGイベント用クラファンで代表レンタル権が買われていましたね。「買う人いるんだ…!」と少し驚きました。世界は広いんですね〜

VRTRPGや3Dマダミスを作り続けて思うこと

さて、最後に「このゲームのリリース後どうなると思うか」についてちょっとだけ話しておきましょう。制作中の作業通話で話題に挙がったので、この記事で触れることにしました。

10代・20代のゲームプレイヤーはオンラインマルチプレイゲームを好む傾向がある、という話を聞いたことはあるでしょう。格闘ゲーム、シューティングゲーム、サンドボックスゲームなど友人や他人と長時間遊べるゲームが人気ですし、VRSNSやe-sportsの盛り上がりもあります。

そう捉えると、一度きり・短時間・オンラインマルチプレイの主人公体験であるVRTRPGや3Dマダミスが、いま流行っている「長時間遊べるマルチプレイゲーム」の味変として上手く噛み合うんじゃないか?と思えてきます。

思えばボードゲームや遊戯機械に始まり、アーケードからスマホまで多様な機種でコンピュータゲームが展開されたり、体験型脱出やVRアトラクションのような施設も増えてきたりと、ゲームは多様な形を見せ、ユーザーとゲームの関係もその度に変化してきました。

現在のTRPGやマダミスのユーザーを楽しませるだけでなく、新たな層を獲得し、ゲームとユーザーの新たな関係を構築する次世代の遊びとして、VRTRPGや3Dマダミスが成長していったら良いな、と思いながら制作を続けています。

3年ほど前からこういうことを考えているものの、すぐに実現するものではないので、焦ることなくコンテンツの発展と充足に勤しんでいます。

終わりに

そんなこんなで着実に開発は進んできていますが、初めてのSteam開発ということで管理する要素が多く、そもそもの担当領域も広いので、どこかで詰み要素を放置していないか?何か+αで効果的な策があるんじゃないか?と四六時中考えています。なかなかメンタルに悪いですね。

引き続き応援して頂けると嬉しいですし、知り合いの方は新たにタスクを積まれないイベントや遊びがあれば誘って貰えると助かります。

ということで、お相手は逆路でした!
11月も頑張ります!!